-ABOUT-

有限会社熊の家 藤戸
藤戸 康平  Fujito Kohei

 

「熊の家藤戸」店主。
2011年「山刀」「iPhone case」などが国立歴史民俗博物館(千葉県)に常設展示。2016年「都会のサバイバルネックレス」が国立民族学博物館(大阪府)に常設展示。2017年イタリアで行われた先住民族フェスティバル LO SPIRIT DEL PLANETA(The Spirit of the Planet)にアーティストとして招待され、イクパスイ(儀礼具)を制作し、収蔵。世界中から延べ約20万人が来場する中、彫刻デモンストレーション、アンベイリングセレモニーを行う。2019年LEXUS NEW TAKUMI PROJECT北海道代表に選出。

2020年ロンドンのDAIWA FOUNDATIONにて、作品展覧会及び「現代のアイヌアート」講演会を開催。2021年アメリカのMuseum of Contemporary Native Artsにて、鉄製作品「Singing of the Needle」を発表。

藤戸康平さん
1978
北海道釧路市阿寒湖に生まれる。
1994
油絵
札幌市の高校へ進学、美術部で油彩画を描く。
2004
東京生活をへて、故郷の阿寒湖に戻り、本格的に木彫制作を始める。
2008
アイヌ工芸作品コンテスト奨励賞受賞
2010
アイヌ工芸作品コンテスト奨励賞受賞
2011
「山刀」「i Phone Case」などが国立歴史民俗博物館(千葉県)に常設展示 される。
2016
「都会のサバイバルネックレス」が国立民族学博物館(大阪府)に常設展示。
2017
イタリアで行われた先住民族フェスティバル LO SPIRIT DEL PLANETA(The Spirit of the Planet)にアーティストとして招待され、イクパスイ(儀礼具)を制作し、収蔵。世界中から延べ約20万人が来場する中、彫刻デモンストレーション、アンベイリングセレモニーを行う。
2019
LEXUS NEW TAKUMI PROJECT北海道代表に選出。
2020
ロンドンのDAIWA FOUNDATIONにて、作品展覧会及び「現代のアイヌアート」講演会を開催。
2021
Singing of the Needle
アメリカのMuseum of Contemporary Native Artsにて、鉄製作品「Singing of the Needle」を発表。

-HISTORY-

2011.04

「山刀」「iPhone case」などが国立歴史民族博物館(千葉県)に常設展示
2013.2 AINU ART 風のかたりべ
アイヌ工芸品展に「iPhone case」「Powder Perfume Case」
「Watch」「Knife for Life」などを出品

2016.06

「コンパスカバー」「iPhone case」「都会のサバイバルネックレス」が国立民族学博物館(大阪府)に常設展示

2017.03

阿寒国際ツルセンター 丹頂結婚式の「結婚証明書」額を釧路産カラマツを使用し製作

2017.04

釧路市長オランダ視察の釧路土産として「トンコリ型ブックマーク」を釧路産シラカバを使用し製作

2017.05

世界的バイオリニスト川畠成道氏に、釧路市長特別表彰を進呈した際のお盆をデザインし製作

2020.10

ウポポイ(民族共生象徴空間)にて、「コンパス」「腕時計」が父 竹喜の作品と並んで展示

-GALERY-

-ACTIVITY-

【LO SPIRIT DEL PLANETA(The Spirit of the Planet)】

-DISPLAY-

Singing of the Needle

2021年アメリカのMuseum of Contemporary Native Artsにて、鉄製作品「Singing of the Needle」を発表しました。

直径2.1メートル、高さ2.1メートル、鉄板は144枚使い組み上げています。

「照明を当てることで作品と影は区別がつかなくなる。色々な見方があっていいが、境界があいまいなもの、見えないものへの不安を意識した」

この作品は今もなお、アメリカ国内の博物館を旅しています。

鉄製の渦巻文様が、茨のように張り巡らされています。その奥に浮かび上がる、赤と青の化粧をした鹿の頭骨。光と影が重なり合う幻想的な景色に見えます。そこには、夢と現実が交錯し、生と死が行き交っています。主な素材は、45センチ四方の金属板120枚です。
アイヌの伝統的な渦巻文様を切り出して、高さ2メートルの円柱型に組み上げています。金属板の表面は鏡のように磨き上げられていますが、裏面は、一面、赤さびに覆われています。空気中の見えない毒によって腐食したかのようです。
藤戸康平は、作品について次のように語っています。「福島原子力発電所の事故が起きたとき、私は風向きに過敏になり、家の周りのカーテンを閉めました。風が運んでくる放射能から家族を守ることができるカーテンを作りたいと思いました」。

展示日程

IAIA MocNa
現代ネイティブアート博物館
(ニューメキシコ州)
2021.8.20〜2022.7.10

Marshall M. Frederics Sculpture Museum, Saginaw MI
マーシャルM.フレデリックス彫刻美術館(ミシガン州)
2022.9.10〜2022.12.10

Armony center for the Arts, Pasadena CA
アーモリーセンター フォー ジ アーツ(カリフォルニア州)
2023.1.23〜6.11

El Paso Museum of Art TX
エルパソ美術館(テキサス州)
2023.7.20〜11.12

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